ユニバでは9月からハロウィーン全開で今年はゾンビだけじゃなく色んなモンスターも夜になると徘徊してるよ。
楽しいねぇ!
ゾンビより金切り声で短距離ダッシュする女子高生の方が怖いけど!
チャッキーでもバイオハザードでもエリア51でも貞子でもなんならアルバートでもへらへらしてた管理人が唯一へらへらできなかったホラーシアター、ブラッドレジェンドのレポートするよ!
ユニバのハロウィーン・ホラー・ナイトとして2019年は9月7日から11月4日までの実施となる期間限定アトラクション。
夕方18:00以降のまさにホラーナイトなアトラクションです。
自分の足で歩くホラー・メイズではないので、怖がりの人も足がすくんで歩けなくなる事はありません、安心。
実施設備がシネマ4Dシアターなのでシアター内に入って椅子に座ればあとはおとなしく座っておけばいいですよー。
公式からの情報です。
ブラッド・レジェンド
ブラッド・レジェンド
美しくも恐ろしい、ヴァンパイアの住処へ
人の生き血を求めさまよう、伝説のヴァンパイアは実在した。
ヴァンパイアの住処で目撃するのは、世にも恐ろしい事実…。
あなたの首元へ、壮絶な美しさをまとった恐怖が、しのび寄る。
時間約10分となっていますがそれはシアターでの上映時間のみになります。
実際は前説を受けたり、シアターに移動して着席するための時間が必要なので20分程度になると思います。
USJの今年のハロウィーン、アトラクションがたくさんありますがブラッドレジェンドは体験するに当たっての注意点があります。
ホラーナイトの内容ですので小さなお子様はご遠慮下さい、っていう大前提がありますね。
ほかのアトラクションも同様ですが入り口前に注意書きがあるので確認してみましょう。
ユニバに慣れている方なら座席狙って動くと思いますがそうでない方向けにアドバイス。
中待合の部屋は前説が終わると前方が開いてシアターへ入る事になります。
この時に部屋の右側だと前方の座席、部屋の左側だと後方の座席になります。
最前列狙いたい方は右端の方に立つといいですよ。
基本的に前から詰めて座ることになるので、中待合で最前列にいた人がシアターの画面正面に座ると奥まで詰めるようにクルーに声かけされますよ。
それではいよいよ2019年ハロウィーンホラーナイトのブラッド・レジェンド、詳しく内容を見ていきましょう。
ネタバレやだなーって人は移動しましょうね。
USJの他のシアターではCGやアニメなどいかにも
【作った】
映像が上映されて、その世界を体感する事ができます。
特別感がさすがテーマパーク!ってなるので結構好き。
ブラッドレジェンドはそういう意味ではちょっと違います。
普通の映画・・・っていうと語弊があるかもしれません。
ゾンビをはじめとしたモンスターの中でもっとも表現の幅が広いのが吸血鬼/ヴァンパイアじゃないでしょうか。
恐怖だったり、悲劇だったり、愛情だったり、さまざまな作品のテーマに取り上げられる事からも吸血鬼という存在への恐れと憧れが私たちの中には存在しています。
このアトラクションではまず吸血鬼についての説明が始まります。
ここで扱われる吸血鬼は【恐怖】【悪意】【絶望】を突きつけてくる存在として描かれます。
前説の部屋では
「ヴァンパイアの伝説が数多くあるのにその写真や映像がないのは、吸血鬼が架空の存在だからではなくてその存在に出会って生きて帰った人がいないから」
と私たちに語りかけてきます。
実在したヴァンパイアの伝説をゲストは知ることになるのでした。
シアターへ移動したらなるべく素早く着席しましょう。
詰めて座って下さいね。
導入部分では美しい女性の肖像画がまず映し出されます。
お好きな方はすぐにピンとくるんじゃないでしょうか。
彼女はエリザベート・バートリー。
血の伯爵夫人という異名を持つ女性です。
バートリ・エルジェーベト/エリザベート・バートリ/エリザベス・バソリー
(マジャル語:Ecsedi Báthory Erzsébet、ドイツ語:Elisabeth Báthory von Ecsed、スロバキア語:Alžbeta Bátoriová-Nádašdy、英語: Elizabeth Báthory de Ecsed、1560年8月7日-1614年8月21日)は、ハンガリー王国の貴族。史上名高い連続殺人者とされ、吸血鬼伝説のモデルともなった。
ウィキペディア
「血の伯爵夫人」という異名を持つ。
彼女が血の伯爵夫人という恐ろしい異名を持つことになったエピソードはウィキペディアからでも目にすることができます。
気になる人は是非ウィキ覗いてみてね。
怖いのみたくないけど気になる!
ってあなたにはUSJの中でちょうどいいものがありましたよ。
これ、ミニオン・パークのミニオン・ハチャメチャ・ライドでアトラクションに乗り込む直前の部屋に置いてあるやつです。
ミニオンだとご覧の通り可愛いんですが、これの可愛くないバージョンっていうか元ネタっていうか…。
可愛らしい黄色いのがなくて金属のトゲトゲがむき出しになってたらどんな感じになるか想像できますかね?
こんなのを使っていろいろ痛そうな事をやってた人だよって説明してあります。
導入部分で絵画から絵本風のアニメーションが流れるところでは生々しくない表現でエリザベートはこんな事をしてましたー、っていう説明になります。
そして映像が切り替わります。
舞台は現在のハンガリー…のはずですがいきなり日本人が出てきます。
自撮り動画っぽい雰囲気の映像が始まってお気楽そうな若い女性2人組が海外旅行の真っ最中。
YouTubeやドキュメンタリー映画を見ているような感じになります。
ブレアウィッチプロジェクトとかありましたね。
まぁこの2人組だとどこの国に行ってもなんかトラブルあったろうなぁ…。
片方が明らかに乗り気じゃないのに強引に美術館行きたい!って言い張るもう1人。
場所もよくわかってないのに
多分こっちーーー!
ってテンション低いもう1人を引っ張って森の中の道をずんずん進んで行きます。
いくら昼間でも海外でひと気ないとこ(しかも森の中)ガイドもつけずに徒歩で行くなんていい子は絶対真似しないようにね。
管理人との約束だよ!
もう帰ろうよって友達が何度もいうのに聞きゃしない。
森の奥に大きな洋館が見えてきて、絶対これが美術館だ!雑誌で見覚えあるもん!ってさらにはりきっちゃいます。
突然、何かがガサッ!と動いて私たちまでビックリ。
はい、劇場のギミックで何かが起こるやつね
コウモリでした。
吸血鬼がこれから出る事になるのを知ってる観客は引き返すなら今だ!
って心の中で大声を出すのですが通じるはずもありません。
それに…手遅れだったようです。
いつのまにか少年が彼女たちの目の前に現れて彼女たちの『引き返す』選択肢を奪います。
美術館はここ?とか日本語で話しかけられても理解できているのか出来ていないのか、無言で少年は建物の入り口まで彼女たちを連れていきます。
するとちょっと濃ゆい顔の男性が建物の入り口に立っているのでした。
ここ美術館ですかーとか2人組はあくまで日本語で押し切るつもりのようです。
インスタ映え女子強い。
無言で先に立って歩き出す男性。
案内してもらえてるんだーってそのままよくわからない洋館の中についていっちゃいます。
ホイホイ知らない人についていっちゃダメぇえぇえーーーーー!!
知らない人についていっちゃダメですからね、管理人との約束だよ!
カメラの視点が美術館行きたいって騒いでいた方の女性の視線に切り替わります。
館の中はとても古く、鏡台や本棚などあちこちに埃が厚く積もっています。
美術館にしては様子がおかしいって気づこう?
部屋の中には1人の女性の肖像画が飾られています。
そう、エリザベート・バートリーの肖像画です。
予備知識のある観客からしたら早く逃げるんだ!としか思えません。
さらにここで恐ろしい事が。
男性は彼女たちをこれをみせるために連れてきたのでしょう。
部屋の奥で2人の方を振り返ってから布を取り払います。
その下にはエリザベート・バートリーが使用したとされる拷問器具が待ち構えていたのです。
どう見ても平和なシロモノじゃないのにそばに近づいて興味津々…
すると怪異が!
地面に血だまりが、そして器具にはまさに今使ったかのような痕跡が!
でもそれは友達には見えていない。
自分に見えてる事を証明しようと思ったのか予想の斜め上の行動にでます。
な ぜ そ こ で 触 っ て み る
ぶっ飛び過ぎてますね今どきの若者は
血液感染する疾患もあります、素手で触れちゃ駄目ですよ
床の紅い液体に手を触れると手に付く鮮やかな色…
と思いきや地面の血も手についた赤い色も消えているのです。
帰りたがっていたはずの良識派の友人もちょっとやばいです。
気分悪くなってきたから外の空気すってくるって1人でドアを開けて出ていってしまいます。
単独行動しちゃダメぇえぇえぇ!!
さっきまでそこにいたはずの男性はいつのまにかどこかに行ってしまった様子。
1人取り残されます。
さぁどうなる…
大きな音を立てて背後の例の器具がひとりでに閉じます。
えっと思ったタイミングを狙いすまして友達の悲鳴が聞こえてきます!
慌てて友達を探しに部屋を出ます。
悲鳴が聞こえ続けてたわけでもないのによく初めての場所で迷わず友達見つけられたな…
目に入ってきたのは恐ろしい景色でした。
友達が倒れていてその上に彼女たちを連れてきた少年が覆いかぶさって首元で何かすすってらっしゃる…
映像に合わせて観客にも水がかかるよ!
女性はやっと尋常ではない状況に気がついて友達を見捨てて逃げ出します!
逃げ出そうとして走り回るあたりは緊迫感を出すためかなり映像がブレるので、酔いやすいって人は少し視線ずらした方がいいかも。
人の気配がしてそちらに目をやるといなくなったはずの男性が。
ハイ、ヴァンパイアのアップキターーー
襲われて必死で洋館内を逃げ回る女性。
招き入れられた相手のホームの中で走り回って助けを呼ぶという完全に詰んでいる状態です。
扉開けてーって開かない扉をガチャガチャドンドン叩きますけど、果たしてこの館の中に彼女の味方になってくれるような人はいるのでしょうか?
いました!
さっき見捨てて逃げ出したはずの友達が!
ゼェハァしてると
「大丈夫…?」
って心配そうに声をかけてくれます。
アイアンメイデンに血が見えたあたりから幻覚の中にでもいたのかしら…
なんて希望を抱く隙もありません。
さっきこの子どういう目にあってましたっけ?
はい、お友達もヴァンパイア化してまーーす!
絶望感!ドン!
シアターが真っ暗になった次の瞬間には劇場内にヴァンパイアと襲われている女性が!
暗い中でスポットライトが当たるとそこにヴァンパイアがいるので怖がりの人はかなりきゃあきゃあ言ってましたね。
必死で逃げ回っているのであちこちに現れます。
最終的に捕まっちゃいますけどね。
恐怖感
☆☆…水や風、椅子の動きがジャストタイミングなのでかなりビクビクする事になるかも。そして鬱エンド。
ブラッドレジェンドは入場ゲート入ってすぐのシネマ4Dシアターでの実施です。
9月7日から11月4日までの18:00〜の期間限定の運行です。
3Dゴーグルの着用はありません。
ホラーアトラクションの中では1番1人USJ向けです。
シアターでの上映中は座席が動いたり水がかかったり風が吹いたり結構ドキドキさせられるのでお楽しみに。
前説から席の移動、シアターでの上映を含めて20分前後の時間になります。
耽美な世界を楽しめるホテルアルバート、生存エンドにならなくても楽しめたねってなるバイオハザードやエリア51、起承転結で緩急つけてスッキリ気持ちが切り替わる貞子、脱出した時の開放感のチャッキー。
ブラッドレジェンドはまさにホラー映画をまるまる1本観たような感覚になりました。
ヴァンパイアに狙われたら生きて帰れないっていう前フリあったね、そういえば。
他のホラーアトラクションと違ってどよーんとした空気になります。
たぶん日本人の女の子使ってたから余計にリアルになるんじゃないかな。
鬱エンドの後味悪いのが好きっていう人にとってはまさしく正統派ホラー。
最近海外1人旅する楽しさを覚えた管理人ですが、旅行行くときはちゃんと下調べしようと心から思いました。